普段から体温が高い赤ちゃんですが、眠たいときはもっと体温が上がるので、発熱しているのではと不安になることもあるかもしれません。

今回は、赤ちゃんの平熱がどれくらいなのか、体温計での正しい平熱の測り方をまとめました。

・ 赤ちゃんの平熱は?

赤ちゃんの平熱は、1歳くらいまでは36.5~37.5℃が平均です。

新生児期は体温調節機能が未熟なため、気温や衣服、掛物など外部の影響を受けやすくなっています。

また熱を身体にため込みやすいため、新生児期は平熱が高くなることもありますが、月齢を重ねるにつれて体温は安定してきます。

普段から体温を測っておくと我が子の平熱を知ることができるので、体調の変化にもすぐに気づくことができます。

・ 赤ちゃんの平熱の正しい測り方は?

赤ちゃんに使う体温計は、新生児から簡単に使える電子体温計がおすすめです。

最近は耳にあてるタイプやおでこにかざすタイプもあるので、使いやすいものを選びましょう。

ただし、耳にあてるタイプやおでこにかざすタイプの体温計の場合、外の温度に影響されることもあるので、注意が必要です。

水銀体温計は、検温に10分弱の時間が必要な上に、万が一割れてしまったときに破片や内容物で赤ちゃんが怪我をする可能性があるので注意してください。

・ 赤ちゃんの体温を測る回数とタイミングは?

起床時、午前、午後、夜など1日1回大体同じ時間にしましょう。

また、食後や眠たいとき、寝ている最中は体温が高めなので避け、食前や元気に起きている時に測るようにしましょう。

赤ちゃんも大人と同じで、体温は1日の間で変わります。

平熱を把握するためには、1日だけでなく数日間測って比べてみましょう。

・ 赤ちゃんの体温が高い・低いの目安は?

赤ちゃんの場合、気温や衣服、掛物など外部の影響により37.5〜38℃まで体温が上がることがあります。

その他の症状がない場合は、環境を整えたうえで再度体温を測ってみましょう。

38℃を超えると高熱とされ、風邪や病気の可能性が考えられます。

38℃を超える場合は、まず環境を整えたうえで再度体温を測り、それでも38℃以上であれば早めに病院を受診すると安心です。

夜間休日の場合は、発熱以外に症状がなく、いつも通り機嫌が良く母乳やミルクを飲んでいるのであれば、自宅で様子をみて、翌日に病院を受診しましょう。

反対に赤ちゃんの体温が36℃以下の場合は、低体温の可能性があります。

原因として、エアコンなどの影響で体温調節がうまくできていないことが多いので、まずは環境を整えるよう意識してみましょう。

・ まとめ

赤ちゃんの体温を把握しておくことは、赤ちゃんの体調の変化に気づくために大切です。

実際に体調を崩したときに、平熱がわかると病院での診察もスムーズに進むので、普段から熱を測る習慣をつけておきましょう。